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合格体験記 浦田 明彦さん
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私は今回4回目の挑戦で、合格することができました。AXLの講師、スタッフの方々には大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
さて、合格体験記というものは、100人いれば100通りあるわけで、私の勉強方法が全ての方にあてはまるわけでもないですし、それぞれの方の持つバックボーンも異なります。ですので、私の勉強スタイルや環境に近い方にとって、ほんの一部でも勉強方法の参考になればと思います。
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私は大学を卒業した後、銀行に就職し、3年後に退職して会計士試験の勉強をはじめました。試験勉強を始める前は、簿記3級程度の知識はありましたが、その他の科目に関する知識は全くのゼロでした。会社を辞めて会計士を目指すということで、モチベーションは高く、当然1発合格を目指して勉強してきました。しかし、勉強量が多かったわりに1年目は成績も伸びず、短答で落ち、2年目も短答で不合格。(2年目はとにかく試験会場が暑かった・・・)
そして、3年目に最初の専門学校からAXLに移籍。移籍した理由として、前の専門学校の時からお世話になっている講師が多く、勉強しやすかった事と、少人数の環境の方が自分に合っていると思ったからです。3年目はとにかく短答に受かることが先決と思ったので、短答対策は年内からはじめました。結果的に3年目の短答はボーダーを大幅に超えることができましたが、論文は不合格でした。当初3年で受からなかったら諦めようと思っていましたが、悩んだ末に、結局もう1年続けることにしました。そして今回運よく合格することができました。
最初は1回で合格するつもりで勉強を始めましたが、最終的に4回かかりました。それでも今回受かったのは結果オーライだったと思います。監査・租税法が受かるとも限らないし、別の年に合格していたら今の監査法人には行ってなかったと思います。重要なのは一定のレベルまで達したら受け続けることで、講師の方も順番に受かっていくから大丈夫だと励まして下さいました。私も全くそう思います。会計士試験は多くの方が複数回受験です。受かった時点で行く監査法人も異なれば、出会う人も異なりますので、大変だとは思いますが是非合格するまで続けて下さい。
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(論文)
<簿記>
簿記は入門1年目の頃は全くといっていい程できませんでしたが、1年目の短答後、1ヶ月間集中的に問題演習を重ねることで一気に簿記の力がつきました。それ以後、簿記はコンスタントに点が取れるようになりました。AXL1年目はAXLの答練のみをやっていました。結果的に不合格になりましたが、その年の論文試験は簿記に関しては充分点は取れたと思います。今年はAXL2年目ということもあり、目先を変える為他校の答練も受けました。(通学せず、あくまで自習室用。40問位)そして今年は、租税法や会社法の負担が重かったこともあり簿記にかける時間は必要最小限にし、AXLの答練もよほど悪い点をとらない限り、まともに復習もせず、他校の答練と合わせ2日で1問解く位でした。そうすると案の定、短答明けから簿記(特に連結)の点が全然伸びなくなりましたが、1週間位まとめ解きをすることによりまた点は取れるようになりました。1回ある程度の力をつけてしまえば、元に戻すのにさほど時間はかかりません。これは他の科目にも言えます。
今年の論文試験に関しては、本社工場は9割方埋められましたが、これはAXLの答練さえやっていれば充分可能な水準だと考えます。問題の出方がやや特殊でしたが、聞いてることは難しくないのでどんな問題が出ても動じないことが大切です。実際本社工場といっても中身は個別論点の寄せ集めでしたので。但し連結は簡単な箇所を埋めて、後の難しい問題は早々と捨てました。時間配分として、会計学全体で本社工場と財表に1時間強、連結に45分〜50分位でした。
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<管理会計>
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管理会計は、不得意な科目の1つでした。3回目に落ちたときも管理会計は出来た感触がなかったので、今年の最重点課題の1つと考えていました。そこで、簿記と同じ様に、AXLだけでなく、他校の答練も受けました(やはり自習用で40問位)。そして簿記と同じ様に2日で1問の間隔で解き続けることにより、いつしか管理会計もコンスタントに点が取れるようになりました。その際も復習して何度も解くというよりは新しい問題を解き続けることで、実践力が養われたと思います。また管理会計は理論の比重が多くなると予想されていたことから、特に理論に時間を割きました。といっても、短答明けから帰りの電車の中で20分位、答練の教材等を読む程度でしたが。
簿記もそうですが、他校の答練はやらなければ受からないということでは全くありません。私のように受験歴が長く比較的余裕があり、ある程度完成している人にとっては意義があることだと思いますが、そうでない人が無理にやると、かえって復習が追いつかなくなり、全てが消化不良になる危険性があるので避けた方がいいと思います。ただ重要なのは、不得意科目は貪欲に潰すという意識だと思います。不得意科目は人よりも多くの努力をして何とかできるようにするという姿勢は大切だと思います。
今年の論文試験はNPVの問題を除いて、ほぼ出来たと思います。費目別の問題は短答明け1問も解いていませんでしたが、落ち着いて丁寧に解くことを心がけました。ここでも重要なのはどんな問題がでても動じずに、冷静に解くことだったと思います。時間配分は費目別に多少時間をとられましたが、ほぼ半々でした。点が取れそうな問題には多少時間をかけてでも取り、難しい問題にはあまり時間をかけないようにして、点数全体の底上げを図る事が重要だと思います。
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<財表・監査>
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財表・監査は4年間野坂先生に教わっていたこともあり、今年何か特別なことをしたということはありません。論文対策としては重要論点の殆どが短答明けの直前講義、直前答練に集約されていたことと、短答前の講義の論点は既に習った論点が多かったことから、論文の勉強を本格的に始めたのは短答明けでした。ただ、直前講義、直前答練の論点が洪水のように押し寄せてきたので、この全てを完璧に消化するのは不可能でしたし、実際直前答練は新しい論点ばかりで全然書けないので、殆ど解説だけ聞いていました。勉強の方法としては、問題集と直前講義、直前答練の資料を漏れの無い様集約し、後は重要度に応じて覚えることでした。例えば財表で棚卸資産の論点であるならば、その関連論点を問題集や直前講義の資料から全てピックアップし、分野毎にまとめて勉強することが効果的でした。そしてとにかく網羅的にやることが重要だと思います。
今年の論文試験は財表については、野坂先生の答練を解いているような錯覚を覚える位、解きやすかったと思います。特に退職給付の問題については問題集ほぼそのままでした。重要度ランキングはそれほど高くなかったので完璧には覚えませんでしたが、やはり網羅的にやったことが生きたと思います。監査に関しても、直前の講義でやったことが多くでました。ただ、全てを覚えられた訳ではなく、なんとなくしか書けない箇所もありました。それでも殆ど作文せざるを得ない他校生より有利に働いたことは間違いありません。野坂先生の要求水準はかなり高いですが、それについていくことが財表・監査合格答案への近道ではないかと思います。
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<企業法>
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今年最も厄介な科目の1つでしたが、終わってみれば短答、論文共に最もあっけない科目だったと思います。私が企業法論文対策としてやったことは、近藤先生の問題集を潰したことです。問題集をやるといっても150問近くあるので、これまた全て完璧に潰すのは不可能です。しかし近藤先生の問題集の特徴は、1つの論点を多面的な角度からアプローチしており、表現もテキストから全て統一されているので実際はもっと集約することが出来ます。ある論点について核になる表現と論の流れを覚えてしまえば、あとはそれをいかに応用させるかを考える、これにより現場対応力も磨かれると思います。私は書いて覚えることができないので、鉛筆を動かさず重要な論点、表現は何度も見て覚えました。
今年の論文試験も、委員会設置会社の問題は問題集をベースに書くことができましたし、競業取引の問題も書くべき論点は書けたと思います。
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<租税法>
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今年から新設された教科であり、誰もが不安を感じていた教科だった思います。また、受験生の間では何となく租税法はできなくても仕方ない、という風潮が蔓延していたので、むしろ得意科目にしてしまえば租税法で差をつけられると思い、かなりの時間を割いて勉強してきました。最終的に租税法は安定して点が取れるようになり、答練でも1番成績の良い科目でした。
私の法人税の勉強方法について、まず授業の復習を行います。その際、テキストをしっかり読み込むことが重要です。問題を解いていて分からなくなったときはテキストに戻り、また読み返すことです。そして問題集を何度も回しました。この問題集を何回も回すことが、単純でも法人税が出来るようになる近道ではないでしょうか。法人税の大変なところは時間がかかることです。なぜなら計算過程を書かなくてはならず、実際それに取られる時間が多いために、最初のうちは答練も時間内に終わりませんでした。でも当然のことながら計算過程を書くという作業は試験に必要なだけであって、計算方法を理解することの方が重要です。ですから自習室で問題集を解く場合、あえて時間のかかる計算過程は殆ど書かずに、計算過程は頭の中で覚えるようにして、電卓だけで問題を解いていました。計算過程を丁寧に書いた場合にかかる時間と比べて、この方法により大幅に時間を短縮することができ、その分多く問題集を回せることができるからです。その代わり、答練の時はしっかり計算過程を書きます。当然初めは計算過程も満足に書けません。すると今度は書けるように覚え方を変える、そしてまた答練を受けしっかり書けるかを確認する。この繰り返しにより、計算過程のポイントだけを覚えて、後はひたすら電卓を叩き、何度も問題集を回すことができ、結果的に法人税は早くに完成することができました。法人税が完成したかどうかを見極めるポイントとして、答練中は常に問題文を読むか、手を動かすかの状態にいることです。つまり考えている時間をどれだけゼロに近づけるかが1つのバロメーターです。問題文を読んだ後は、計算方法を考えるのではなく、勝手に手が動く状態までもっていければ、大体時間内で8割前後の点数が取れると思います。
逆に所得税・消費税は最後まで苦しみました。なかなか法人税のように理解が深まらず、本格的に勉強したのは短答明けでした。そしてようやく分かっってきたのが8月に入ってからで、試験前最後の2週間は法人税はやらずに所得税・消費税しかやりませんでした。このような時間配分ができたのも法人税が早くに完成したからだと思います。せめて短答前に大きな体系的な理解だけでも出来ていたらもっと楽だったかと思います。所得税・消費税はとかく木を見て森を見ずになりがちですが、まず森を理解することが重要だったのだなと今更ながらに感じます。私は租税法についても他校の答練を受けました(自習用に30問位)。これは今年初めての科目ということもあり、保険的な意味合いでとったのですが、短答前は手をつける余裕はなく、専ら短答明けに解きました。実際所得税・消費税は問題から理解を深めた面もあり、一定の効果はありました。ただ、結果的にAXLの問題集、答練だけでも充分だったと思います。
AXLの租税法講義は、最初から範囲を絞って重要論点を中心にした講義だった為、細かい論点に惑わされること無く非常に効率的だった思います。他校ではやっている論点がAXLではやってないこともありますが、恐れる必要はありませんし、実際他校の公開模試を受けても、租税法は全く遜色ない点数をとれました。
今年の試験は法人税の計算については、いつもの答練と同じ様な手応えを感じることが出来ました。ただ理論については全く分からなかったので、何とかテキストに書いてあったことをひねり出して書きました。恐らく全然点にはならなかったと思いますが、全くの白紙で出すよりはマシだったかと思います。時間配分としては計算に1時間半位、理論に30分位でした。
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(短答)
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短答に関しては、もし今年と同じレベルの問題であるならば、企業法は近藤先生のテキストを読み込むことで充分すぎるし、財表・監査もテキストや答練で充分だと思います。簿記や管理会計については様々なパターンの問題に慣れるという観点から、他校の模試や答練を受けることも効果的だと考えます。しかしいずれにしても、AXLの教材をしっかりこなすことで合格ラインは確保できるのではないでしょうか。
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私は今年、AXLの自習室に通い続け、合格することができました。そして同じ様にAXLの自習室で勉強していた多くの友人が、今年合格しました。確かにヤマが当たったとかそういった要因もあるかもしれませんが、それだけでは合格できません。合格した人は本気で勉強している方々でしたし、勉強量も大変なものがあったと思います。また、実際試験を受けてみると、今年勉強した内容もそうですが、入門期から今年以前にかけて勉強した知識で解けた問題も数多くありました。過去の蓄積は決して無駄にはなりません。
会計士試験は一生懸命勉強すれば回数の差はあってもいずれ受かる試験だと思います。しかし、中途半端な勉強は時間とお金の無駄になってしまう可能性が高いです。もし勉強に集中できる環境にあるのでしたら、徹底的に勉強して、是非合格を勝ち取って下さい。
皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。
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