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合格体験記 中里 誠さん
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皆さん、こんにちは。難関と言われる公認会計士試験を目指そうとしている、或いは継続すべきか否か悩んでいる皆さんに、私自身が当初懸念していた事項の顛末を実体験を元に以下に述べたいと思います。
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私は、中学受験に失敗し、高校受験は第2志望の付属校、大学の学部は第1志望に通ったものの、年少時から抱いていた「検察官になりたい!」と言う夢をあっさり諦め、就職も第1志望先には出来ませんでした。その結果、社会人としても何度も行き詰まり転職をしてみたものの、希望する「仕事」をすることは出来ませんでした。つまり、諦めと妥協の人生だったのです。
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そんな私が、簿記を勉強する機会に恵まれ、目からうろこが落ちました。私は、仕事で成功したいと思っていたわけですが、そのルールである会計や法規を全く知らなかったことに気付いたんです。それはまるで、メジャーリーガーを目指して何千回もバットを振って、打った後に1塁ではなく3塁に向かって走っていた様なものです。そこで、会計と経済上の法規のエキスパートである公認会計士を目指しました。この時、満33歳でした。
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私は、受験回数4回、満38歳で平成18年公認会計士試験論文式試験(以下試験と言う)に全科目合格いたしました。そのため、先ず最初に「年齢」が試験に及ぼす影響について述べたいと思います。結論から申し上げると、少なくとも私を含む30代と20代の受験生との間では、年齢の影響は「無差別」であると断言します。つまり、20代は脳が活性化していて、記憶力に優れていますが、30代は職務経験を有している方が多く、体験を通して理解力があり、双方の長所が、双方の短所を補う関係にあると考えるからです。合格後の監査法人への就職も、職歴は重視されますので、デメリットはありません。
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次に私は、受験4回のうち前半2回は通学しビデオブースで受講、自習は自宅で行い、後半2回は、通信教育で受講しました。その結果、専門学校を利用しつつも、生講義の受講経験はなく、受験仲間は居ませんでした。ここで、所謂「独学」か否か(専門学校を利用するか?)の選択では、専門学校を利用することが短期合格の必要条件ではないかと思っています。膨大な試験範囲の中から、実際に学習できる範囲には限界があり、その取捨選択を自力で行うことは困難だと思うからです。また、通学か通信か?の選択では、「通学時間」と「情報の適時性」の間には、トレードオフの関係がありますが、通信教育でも教材が充実していれば、質問の回答に時間が掛かると言うデメリットは、十分克服可能だといえます。更に、受験仲間を作るか否か?についても、トレードオフが成立します。スランプに陥ると誰かの助けが欲しくなります。こんな時、受験仲間はあなたに「癒し」を与えるかもしれません。しかし、次にはあなたが仲間が落ち込んだ時、助けてあげることになります。つまり、ただでさえ少ない1年と言う時間の中で、勉強時間以外に「付き合い」の時間を割く必要があります。従って、自力で且つ短期にスランプから脱出する事が出来る方には、受験仲間を作るメリットは小さいと考えます。
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以上を元にではどの専門学校を選択すべきか?が問題になると思います。私は前半2回をAXLではい大手専門学校で学び、後半2回はAXLで学びました。選択の基準は、「継続できる環境を整えること」でした。受験に着手した当時、いきなり通信教育には抵抗があり通学を選択しました。ちょうど自宅のそばの大手専門学校で会計士講座を開設していたので、その学校に通うことにしました。学校を代えたのは当時担当講師が大量にAXLに移動したからです。つまり、学校ではなく「講師」の継続性を重視いたしました。結果論でしか言えませんが、私にとってはベストの選択だったと考えます。
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では、皆さんは如何なる選択をすべきでしょうか?結論から言えば、何処の学校も毎年合格者を輩出しており、品質の水準はある一定以上に達していると考えます。従って、決断する時点で可能な限りの情報を収集して、御自分が最も学習しやすい環境を選択して欲しいと思うのです。
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また、合格祝賀会や監査法人で他の受験生と話す機会があり聞いてみると、大半の受験生は数校を併用しているようです。目的は、大量の演習問題を手に入れるためのようです。私のように1期間に1校のみの受講スタイルは少数派であるのが実情です。重複しますが、私は膨大な試験範囲を完全に網羅することは不可能だと考えます。実際に学習してみると、1校分でも全てをこなすことは困難であり、量的十分性は確保されると考えます。つまり、どれだけ多くの問題を入手しても試験では全く同じ問題は出ないんです。従って、基礎を重視し応用力を養う方法が重要だと考えます。応用力を養うには、常に「何故?」こう処理するのかと計算・理論科目を問わず常に意識して学習することが大切だと考えます。
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専門学校が決まったら最後は、自分自身で如何に学ぶか?が重要です。試験に合格するためには、合格までの期間ごとにすべきことを、戦略性を以って計画する必要があります。これを1年間で実践できる方は、短期合格できるのではないでしょうか?私は、計算科目(簿記・管理会計・租税法の一部)と理論科目に分け、以下の戦略を実践しました。
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計算科目:基礎期と応用期までの論文式の問題を可能な限り反復練習する。短答対策は、直前の1ヶ月に短答式の問題と他校を含む模擬試験を受験する。
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理論科目:短答式までは、テキストを可能な限り読み込み、短答式の問題集をこなす。短答直後から、論文問題集を可能な限り読み込む。
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両者に共通する特徴は、「基礎を重視する」ことで、直前期の教材などは余裕のある科目のみで、余裕がなければ手をつけない。
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その理由は、合格ラインが「上位何名」の相対評価ではなく、短答式70%(平成18年実績は69%)・論文式60%(52%)とされ、難問に手をつけ満点を取る必要はないためです。
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そのため、試験では配布された問題に目を通して、基礎・応用期の知識で解ける問題とそうでない問題を見極め、時間配分を行っておき、それに従い答案を作成していけばいいのです。
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勉強時間については、上記の計画がこなせる時間を人それぞれ行えばいいのですが、参考のために、凡人の私は平成17年の11月から試験までの287日間で31日サボってしまい、合計1,671時間で1日当たり5.8時間(休みを除けば、@6.5時間)です。(前年までの多少の蓄積がありますが・・・)
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最後に、公認会計士は最難関の国家資格であるといわれますが、日本語の読み書きが出来、加減乗除の計算が出来る方なら、「努力を惜しまないことを条件」にどなたでも合格できる試験だと思います。つまり、大切なのは数多くの誘惑に負けずに、努力し続けるモティベーションを維持できるか否かにあると考えます。
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現状に不満を持っているあなた!さあ、初めの1歩を踏み出してみましょう。
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