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鷲見 清治さん |
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| 『直前期の1時間は通常期の10時間以上の価値がある』 |
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| I.公認会計士を志した理由 |
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子供の頃からお金の計算が好きだったこととから高校時代に何となく公認会計士という職業に興味を持っていました。ただ文系科目に難があったため大学は理系に進学しました。入学後公認会計士試験について調べてみたのですが、かなりの時間・金銭的負担が必要なことがわかり、大学生活では遊び・バイト重視だった私には無理ということで、公認会計士は断念し、一般企業の経理に就職をしました。
ただ、もともと資格というものには興味があったことから、仕事をしつつ税理士試験を受け、税理士登録しつつ会社員生活を送っていました。
そんな中、公認会計士試験制度の変更があり、「仕事しながらでも受験がし易くなる」「税理士は短答の一部や租税法の免除」等の、私にはありがたいもので、またちょうどその頃単身赴任生活をしており、家に帰って比較的時間があるということもあり、これは「受験してみろという流れかなあ」と考え、折角だから挑戦してみることにしました。 |
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| II.勉強スタート |
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勉強開始から1回目の受験までの約1年半は大阪での単身赴任生活で、大手専門学校の1.5年本科の教室受講で基本的に週末に受講し、状況に応じて関西・関東の校舎に通っていました。
税理士試験合格者コースだったので最初の頃は講義も少なく、まだ気分的に受験の切迫感もなく、家ではネットワークゲームにはまっていたこともあり基本的に講義以外で勉強はしませんでした。上級期はさすがに講義が週6コマ程度になり、週末だけでは吸収できない上に、この時期は一般企業の経理は仕事も多いため、講義だけは全て受講しましたが、それ以外の勉強は答練の直前にその範囲だけをあわててやるという状況でした。直前期になり、ようやく時間的にも精神的にも受験モードになったという感じでした。
そうして1回目の受験が終了直後に東京へ異動となり、仕事量も格段に増え、また3児の父でもあるため単身赴任解消となるとなかなか勉強の時間が取れない状況となり、正直2回目の受験は無理と思っていました。しかし1回目の成績が51.93と、あと0.07ポイント足らずのA不合格という結果であったため、「これなら、ほとんど時間が取れなくても、2回目で何とかなるかも」ということで、もう1回やってみることとしました。ただ仕事上、6月の株主総会終了まで時間がほとんど確保できないので、それまでは通信で対応しようと考えました。その際、金銭的な負担等も考え、あまり内容が変わらない科目は前年のテキスト等で対応し、変化の多い「財務諸表論」と「監査論」のみを単科で受講の方針で、どの学校にしようかと検討をしました。その中でAXLは「論文講義」という、短答免除者用のコース設定があり、また金額的にも他校に比べて有利で、また担当されている野坂先生もネットの掲示板での評判を見るとかなり高いことから、AXLにお世話になることとしました。 |
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| III.学習方法 |
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捻出できる時間が限られていたので、専門学校のテキスト・レジメ・答練以外のものは全く見ませんでした。また基本的には論文式を意識したスタンスで行い、実務経験と関連ある項目はその経験との紐付けを意識しながら勉強するようにしました。
科目別で見ると、簿記は内容的にはかなりの部分が実務でやってきたことの確認なので、問題に慣れるということで答練の復習のみ。管理会計は計算では答練のできなかった問題をできるようになるまで解き、理論は勉強量とのコストパフォーマンスが疑問なので、計算問題に関連するところだけその都度見る程度で、あとはその場でのアドリブと開き直りました。統計は1回目時点で既受験者との差がないことを期待の博打要素で選択したのですが、結果的には大きく足を引っ張ることとなり、2回目は選択すら悩んだのですが、とりあえず足を引っ張らない程度まででということで、理解するまでに時間がかかりそうな分野は思い切って捨て、基本的な問題を確実に解けるよう最低限の答練の復習をしました。財表・監査・企業法の理論科目はテキスト・レジュメ・答練を何度も読むことを基本とし、時間節約のため実際に答案を書くことは、実際に答錬を受ける時以外全く行いませんでした。財表は基準等の結論は知っていることが多いので、その背景等を意識するようにしました。監査は実際監査を受ける側として経験があるので、その経験と常に照らし合わせながら考ええるようにしました。企業法は論点を問題形式で覚えることにしました。
その中でも、AXLで受講した「財務諸表論」と「監査論」のテキストと論文問題集は秀逸で、ポイントが明確にわかりこれ以外は全く他に手を出す必要性はないもので、テキストも実際に講義を行う先生が作成しているため、講義とのつながりもとてもよく、効率的に勉強を進めることが出来ました。特に「財務諸表論」は飛躍的に成績が向上しました。あのお財布にやさしい受講料で、ここまでの充実度はほんとうに大手に比べて、お得感がありました。正直、今回の合格は野坂先生のおかげといっても過言ではありません。 |
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| IV.現受験生へのメッセージ |
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試験というものについては人それぞれ考えがあると思うので一概には言えませんが、所詮試験は博打で「運」の要素が大きく、勉強はあくまでもその「運」の要素のブレを縮小させる効果があるだけで、結果に対して絶対的なものではないと私は考えています。そのため「これだけ勉強したから合格できる」ということもないですし、逆に「これだけしか勉強していないから合格できない」ということもないと思います。重要なのは試験会場でその時点の自分のベストの力を出せる状態を作り上げることで、あとは「運」に任せ、結果をあまり意識しないことが案外いい結果を生むのではないかと思います。「合格したい」と思うことは重要だとは思うのですが、あまり意識しすぎて「合格しなければ」というところまで自分を追い込んでしまうのは危険ではと思います。
私はもともとプレッシャーに弱いので、「合格できたらいいな」とはもちろん思っていましたが、「仮に合格できなくても、勉強したことは今の仕事に役立つからまあいいか」と思っていたので、結構リラックスして試験を受けることができました。かなり特殊なケースかも知れませんが、現在社会人で特に経理の仕事をしている人は、こんな考えで、受験してみるのも良いかも知れません。
また、私のような子持ちはもちろんのこと、ほとんどの人は家族の人々の理解と協力があっての受験だと思います。いろんな制約で受験したいと思っても、受験することができない人もたくさんいるとは思うので、「受験できることの幸せ」を意識して、家族や周りの人々に感謝の気持ちを持つことを忘れないで、受験生活を送れば、それがモチベーションとほどよい責任感になり、よい結果につながるのではと考えます。
最後に、受験生の方へ「直前期の1時間は通常期の10時間以上の価値がある」という言葉を贈りたいと思います。 |